「人がすぐ辞めてしまう」「求人募集しても応募がない」「採用しても続かない」など、人手不足でお悩みの企業は多いのではないでしょうか。

人が辞める⇒求人募集する⇒応募が少ない⇒やっと採用⇒すぐ辞める…
そんな負のループに陥っていませんか?

そこで、この記事では、人手不足を解消するためのステップを紹介していきます。


なぜ人手不足から抜け出せないのか?


「定期的に採用をしているのに、常に人手不足で悩んでいる」という企業は、人手不足から抜け出せない【真の課題】を把握していますか?

課題解決のために「採用に力を入れている」という企業は多いですが、実は解決の鍵は「定着率を上げること」にあるんです。

もちろん優秀な人材を採用することはとても大切です。
しかし、せっかく採用してもすぐに辞めてしまうと、結局また人手不足になり、採用コストや育成コストなど、経済的にも大きな損失に繋がりますよね。

   

ここからは、人手不足を解消するための鍵である「定着率」について、紹介します。


定着率アップのために向き合うべきことは?


「定着率を上げることが大切」といっても、どのようにして定着率を上げたら良いかすぐには思い浮かばないですよね。

まずは、定着率アップの準備段階として、どのようなことに向き合うべきかを見ていきましょう!


1.「社員」の考える真の課題

最初に経営者や管理者が向き合うべきなのは、「企業で働く社員」です。
上層部が考える問題と、社員が働く上で「問題だ」と感じる内容にはギャップがある場合が多いです。

日頃、社員にアンケートを取るなど、意見を吸い上げる工夫はしていますか?
社員が企業や上層部に対してどう思っているかを把握していますか?

社員の思いや悩みが分からないと、どこをどう改善すれば良いか分からないですよね。

そのため、社員の定着率をアップさせるためには、【「社員」の考える真の課題】に向き合うことが非常に重要になるんです。


2.「社員」にとって働きやすい環境


次に、社員の働く環境に向き合ってみましょう。

近年、テレワークやフレックスタイム等の導入が進み、働く人々も「柔軟な働き方」を求めるようになってきました。

育児休暇や有給休暇の取得しやすさや、社内の人間関係等も「働きやすい」と感じるかどうかの大きなポイントになってきます。

しかし、「どのように環境を整えたら良いか分からない」「残業を減らしたり、休暇を取りやすくしたら、売り上げが下がってしまう」という企業もいると思います。

まずは、どんな環境が社員にとって働きやすいのかを考え、現状とのギャップを把握し、改善点やどのように改善していくかを明確にすることが大切です。


3.「社員」のモチベーションに繋がる社内処遇

そして、社員にとっては「モチベーション」も、長く働く上では重要視されます。

何がモチベーションに繋がるかは、社員一人ひとりによって異なるかもしれません。
やりがい、給与、役に立つこと、達成感等、様々です。

そのすべてに共通するのは、「人事評価」です。

適切な評価制度を導入することで、社員のモチベーション向上に繋げることができます。

例えば、行動指標や目標が明確になっていれば、社員はそれらを達成するために、日々の仕事にやりがいや意義を感じて取り組むことができます。
その目標を達成できれば、達成感や次の仕事に対する意欲にも繋がり、結果的に仕事に対するモチベーションが向上します。

社員のモチベーションが向上することは、定着率がアップするだけでなく、社員の成長に伴い会社自体も成長することになります。

ぜひ、この機会に評価制度を見直してみてはいかがでしょうか。


今からでも遅くない!人材不足解消に向けたステップ


それでは、実際に定着率をあげて人材不足を解消するためには、どのようなことに取り組めば良いのでしょうか?

ここからは、人材不足解消に向けた3つのステップを紹介します。


ステップ1:社員アンケートで社内の問題を顕在化する

前段でも記述した通り、まずは「なにが問題であるか」を明確にすることが大切です。

しかし、それは上層部だけ、中間管理職だけ、現場社員だけ、と集める意見に偏りが出てしまうと、そこから「真の課題」は見えてきません。

そのため、全社員に階層ごとに適した項目のヒアリング(アンケート)を行うことで、一人ひとりが企業のこと、働く環境、処遇等にどのような思いがあるのかが明確になり、「真の課題」が見えてきます。


経営側と社員側の両面から総合的に現状を確認し、一方的ではない【真の課題】を明確にできるので、気になる方はぜひお問い合わせください。


ステップ2:改善の目的やなりたい姿を明確にする


「働く環境や処遇を改善すること」は、目的ではありません。

なぜ働く環境を整える必要があるのか?
なぜ処遇を観直す必要があるのか?
そして、改善した後には企業として、どのようになっていたいのか?
社員全員にどのようになってほしいのか?

改善の目的やなりたい姿を明確にしましょう。

例えば、「社員のモチベーションを向上させて、定着率を○%アップさせる」等、より具体的な目標であればあるほど、改善方法や計画も明確に考えることができます。

「周りの会社がそうだから」「法改正に対応するため」では、せっかく改善をしても、前述したように「残業時間の削減、有給休暇の取得推進によって、働く時間が短くなり、結果的に業績が下がってしまう」ことにもなり兼ねません。

働く環境を見直す際には、生産性向上や効率化など、併せての実施をおすすめする取り組みもあるので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください。


ステップ3:専門家に改善方法を相談する


「問題の顕在化」「目的の明確化や目標設定」「改善方法の検討・実行」等、やるべきステップは分かっていても、どのように手をつけたら良いか分からない場合や、そこまで手が回らないという方もいると思います。

そんなときは、ぜひ専門家に相談をしてください。

当社は、課題抽出から解決まで、一社一社の実情に合わせた百社百通りの支援を実施しています。

また、当社自身も日々ワーク・ライフ・バランスを実践しており、その苦労や困難を知っているからこそ、具体的なアドバイスができます。

気になる方は、「ワーク・ライフ・バランス支援」ページで詳細をご確認いただけますので、ぜひご覧くださいね。

まとめ:定着率アップで「人が足りない」から卒業しよう!

ここまで、定着率アップの必要性や、取り組み方について紹介をしてきました。

定着率アップに向けて働く環境や処遇の見直しを行うことで、優秀な人材の流出防止になるだけでなく、求人応募数のアップも期待ができます。

また、働く社員のモチベーションが向上して成長意欲が増すことで、生産性向上や効率化にも貢献し、会社の業績向上に繋がる働く社員のモチベーションが向上して成長意欲が増すことで、生産性向上や効率化にも貢献し、会社の業績向上に繋がる

ぜひ、この機会に「人が足りない」状況から卒業をしてみませんか?


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